旬のロンドン便り From LONDON
by RIE SUZUKI, meet Britain
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'A to Z' の生みの親
英国生活必需品というべき地図があります。Geographers' A-Z Map Co. Ltd から出版されている 'A to Z' という名前の地図です。

手軽に street map uk や google map などインターネットで検索してしまうことの方が多いのですが、それでもこの地図は手放せません。
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英国の、ロンドンの道というのは、その昔は当然のことながら馬車が右折や左折をしやすいように、ゆるやかにカーブする道や曲がり角が基盤になっているため、「~通りを真っ直ぐ道に沿って・・・」などと言っても、途中で二股になっており、直進とはどちらの方角のことか?と迷うこともあるでしょう。

英国の街を歩く時、一番大切なのは、通りの名前です。日本のように、地名で地区を特定し、後は番地を頼りにその辺りを探しまわるのではなく、英国の場合は全ての道(通り)に名前がついているので、目的の住所に辿り着くのが用意です。
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今では全国規模のA to Zに発展しましたが、オリジナルは 'London A to Z'。当時28歳という若さの、たった一人の女性の根気強い行動により誕生した地図です(1936年)。

1935年、彼女は、毎日朝5時に起き、1日18時間歩いて、ロンドンを総計3000マイル(約4800キロ)を徒歩で踏破して、2万3千もの街路について調べ上げ、ついに、最初の正確で完全なロンドン・ストリート・ガイドを製作します。

ロンドンの地図上で、全ての道に名前が印刷されているのをみて、膨大な情報量に気が遠くなる人もいるかもしれませんが、この全ての名前がとても重要であることを在英の方はよくよく理解されていることでしょう。
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この偉業を成し遂げた女性の名は、フィリス・ピアサル(Phyllis Pearsall, 1906-1996)。

行政ですらきちんと把握していないロンドンの全ての道を、28歳の普通の女性がアマチュアリズムで成し遂げてしまいました。

地図の後ろの方にアルファベット順に通りの名前が並んでいるので、そこで何ページにこの通りがあるのかを見つけます。
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by rie-suzuki67 | 2010-01-05 05:45 | :: Walk & Streets
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