「いちご」と「幽霊」 |
「ブリティッシュ・ストロベリーの季節がやってきた」というTVCMが耳に飛び込んできました。 毎年 6 月、ロンドン郊外のウィンブルドンで全英テニス選手権が開催されますが、「雨」「芝」と並んでウィンブルドンの代名詞とされているのが「いちご」。 「ストロベリー&クリーム」(Strawberries and Cream) は、大きくて甘い(日本のいちごよりとにかく甘い)いちごに、フレッシュクリームをかけて食べる、この季節のウィンブルドンの名物で、会場や会場付近の屋台で販売されています。 これを食べながら観戦している人を見かけるはず。 ウィンブルドンテニスが終わると英国のいちごの値段が下がるというから、この時期、美味しいいちごはみんなウィンブルドンに集まっていることになります。 写真のいちごは、以前からの友人である英国人(身障児クラスを受け持つ学校の先生)とランチタイムにコベントガーデンを通った(通り抜ける)時に、友人が私の分も買ってくれたいちご。 本人いわく、スーパーだと一籠£3はするけど、£1.50だよ!と。 私いわく、スーパーで売られているものより、大きくて、しかもしっかりとした(がっしりした)形で、新鮮な感じで、見た目が素晴らしい。(味はまだ食べていないのでまだわかりませんが・・・) さて、コベントガーデンの南側に Maiden Lane という道があります。この道には、正面出入口が Strand 通りに面しているアデルフィ劇場(Adelphi Theatre)の楽屋出入口があります(劇場の裏側の通り)。 ここで昔、殺人事件がありました。殺されたのは、当時、アデルフィ劇場の看板スターであったウィリアム・テリス(William Terriss)。ロビン・フッドなどのメロドラマのヒーロー役で知られた俳優です。 「あ~、まさにここで」と思うと同時に、ふっと、このプレートの左側に目をやると、劇場のリノベーション中のようで、ステージと観客席が見渡せました。 ウィリアム・テリスの幽霊が、この劇場とコベントガーデン駅に出没するらしいです。「ロンドン劇場散歩」が旅の目的である方は訪れてみてください。 |
by rie-suzuki67
| 2009-06-07 19:08
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