'Kindertransport' (子ども輸送) |
ロンドン・リヴァプール・ストリート駅の正面広場には、Kindertransport と呼ばれた「子ども輸送」の記念像がります。 英国は、第二次世界大戦において、約1万のユダヤ人の子どもをナチス・ドイツから英国に疎開させる一時的里親政策を行いました。 最初は、主に、ドイツとオーストリアからのユダヤ人の子どもたちだったようです。 英国の港に上陸した団体(子どもたち)は、ここリヴァプール・ストリート駅で出迎えられて、各自の里親のもとへ。 戦争が終わり、多くの子どもたちが生き延びた実の両親のもとへ。またはアメリカをはじめとする各国に散っていきました。 ノーベル物理学賞を受賞したアメリカ人のアーノ・ペンジアス氏は、ミュウヘン生まれで6歳の時に両親のもとを離れ、Kindertransport によって英国に逃れ、アメリカ移住、両親と再会し、アメリカに帰化した人です。 イングリッシュホルン奏者のフェリックス・クラウス氏は、ウィーン生まれで8歳の時にKindertransportで故郷を離れ、5年後にアメリカで実の両親と再会。 |
by rie-suzuki67
| 2009-06-01 06:28
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