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旬の英国便り
by RIE SUZUKI, meet Britain
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切実です! 「円安」
土曜日、ハロッズの Reward Card(ポイントカード)を持って向かった先は・・・
切実です! 「円安」_a0067582_3583760.jpg

当然、Half Price Sale中のハロッズ。今週末は「メンバーズ・ディスカウント・デイ」なので、セール中・セール品に関わらず、値札から更に10%offになります。

大きなデパートになると、精算時にレジが自動的に「円建て」「ポンド建て」の両方の金額を表示するのは、支払いに使う(私の)クレジットカードが日本で作成されたものだから・・・。

で、「どちらで支払うか?」と聞かれます。この瞬間が買い物以上に迷います!!

要は、「円建てで支払う場合は」今日のレートで支払うことを意味し、「ポンド建てで支払う場合は」(ハロッズがクレジットカード会社に決済をかける)決済日のレートで支払うということです。
切実です! 「円安」_a0067582_359565.jpg

(↑)二日前に別のデパートで買い物をした際のレシート、1ポンド=241円

上がり調子のポンド、つい数年前までは1ポンド=180円代で、序々に200円をちょっとだけ超えてしまう状況だったのに、240円ですよ~。で、今日のレートは、1ポンド=237.7円らしいので、3度の支払い中、2つを円建てにし、1つをポンド建てとミックスさせました。

相場師かバクチの世界ですよ。

<戦利品 - Boxの表面>

切実です! 「円安」_a0067582_3594286.jpg

日本では、きっと「かつてないユーロ高」と報じるだけでしょうが、こちらのNHK World News では、ちゃっと、「ユーロを引き上げている(引っ張っている)ポンドの存在」を説明します。

そりゃそうです。ニューヨークでテロがあろうと世界経済が破綻しなかった理由・・・ それは、世界経済を本当の意味でリードしているのが、英国(の中にあるけれど、まるで一国ほどの力を紀元前より持ち続ける、かつては壁が築かれていた)金融街「シティ」だから。

「シティ」で働く人で、100万ポンド(2億3千万円)以上の給与所得のある人っていうのが、4,000人以上もいるのには驚いてしまいます。

<戦利品 - Boxの裏面>

切実です! 「円安」_a0067582_412118.jpg

英国は、遅ればせながら EU に加盟しましたが、いつ抜けてもおかしくない状況と誰もが語ります。通貨がポンドからユーロになることなど、100%ありえないお話(首相が変えたいと言っても「シティ」が許さず駄目でしょう)。

EU 統合によりドイツ、フランスがボロボロなのに、ユーロがこんなに途轍もなく高くなるわけないじゃないですか!ポンド様様のユーロ高。ユーロ156円超なんてポンド240円超に比べたら、大した問題ではありません。

産業革命以後の英国、サッチャーが登場するまで、先進国とは思えないほど暗黒経済の長い長いトンネルの中で、遅ればせながら、今が、高度経済成長期なんです。だから、上がれる時に、思いっきり上げさせてあげたいけれど、ロンドンオリンピックが終わるまで、これが続くのかと思うと、うわ~、助けて~!って感じです。

こちらのATMを使って普通に日本の銀行口座預金から引き出しができますが、日本円に換算された金額をネットバンクで確認する度にショックを受けます。


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【参考】
途中に配置した写真は、毎年1月にハロッズで買っている「クリスマス・カード」

(日本では定形外の)比較的大きなサイズで、封筒&カードのセット1ダース(12組)。クリスマス前(セール前)だと 10.95ポンド(約2,200円)ですが、この時期は、半額の5.45ポンド(約1,100円)。上記二種類の絵柄が6枚ずつ入っています。その値札(5.45ポンド)から、さらに10%off がメンバーズ特典。

日本のカード類は高いですよね!

ここ5年程、1月に買っている(私)定番のカードシリーズ。今年のクリスマスに使います。去年は、1月にロンドンに居なかった(来れなかった)ので、去年はクリスマスはカードを出していないのです。そんなわけです。カードが来ないな~と思っていた方、ご理解とご容赦を。
by rie-suzuki67 | 2007-01-07 04:03 | :: Shopping
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