EUという名の一つの国・・・「Booze Cruise」が消える日 |
もしかして「ギリシャ語」・・・ とうとう、ここまで来たか!とギョッとしたジョンソン&ジョンソンの洗顔クリーム(↓) (多くの国が)一つのEUという名の国に成るには、様々な規定を統一し、物や人の出入りを自由にしなければならず、それはそれは大変なことですね。 Made in UK(英国)でも、Made in Franceでもなく、Made in EU。この製品は、英国、アイルランド、ギリシャでの販売用らしいく、表示には (UK) (IRL) (GR) と書かれ、英語とギリシャ語で成分表記がなされています。 余談ですが、私が20年以上愛用のニベアのリップクリームは、ドイツのバイヤスドルフ社(Beiersdorf)の製品(1911年~)であって、花王のオリジナルブランドではありません。 ニベアを日本ブランドだと思い込んでいる人が多いと思いますので、念のため・・・ (日本で販売されているニベア商品には、「ニベアはドイツのバイヤスドルフ社との提携によるものです」と明記されているんじゃないかな) ロンドン名物、赤のダブルデッカー(バス)も、EUの規定に合わせるため、車椅子での乗り降りが可能なタイプに変わり、古き良きコンダクターが同乗しているタイプは姿を消しましたし。 EU裁判所の結果をチェックしていないので、どうなったかわかりませんが、アルコールとタバコの課税も、EUの新規定を適用することになるらしく、朗報なのか(?)英国に「バカ高い」税を払わずに、大陸価格でこれらをnetで購入できるようになるらしい。 生産された国の税金のみが適用され、輸入税がかからない。英国財務省は、財源が減額するので、頭を抱えているようですが・・・ これまでは、大陸価格でワインやビールを購入するために(大陸の方が断然安いから)、ドーヴァーを渡ってフランスに入って、持ち込み制限いっぱいまで買い込むということが盛んだったわけで、こういう買い物を英国では、"Booze Cruise"と呼びます。 ドーヴァー(英国)とカレイ(フランス)を1ポンド(200円)で往復する船の広告が、地下鉄に出ていたりますよね。カレイに着いたら、傍のマーケットでさっさと買い物を済ませ、30分で船に戻ってこないといけないのですが、この船(商売)も打撃を受けることでしょう~?! |
by rie-suzuki67
| 2006-12-09 07:13
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