セ ルフリッジとパディントンの(深い)関わり |
セルフリッジ百貨店が、なぜ、大々的に映画「Paddington」(パディントン)を後押しして、特設販売コーナーを設けたり、ショーウィンドも「パディントン・ベア」のディスプレーにしているのか?という、両者の関わりについての話。 オーチャード・ストリートからオックスフォード・ストリートへ出る手前。左がセルフリッジ百貨店、右がM&Sの建物(↓) 今年9月、世界初のデパート内映画館をオープンさせたセルフリッジ百貨店。地階一階の売り場に入り口がありますが・・・(↓) 映画「Paddington」を上演中(↓)。上映スケジュールのパネルなんかもあります。 英国には有名なクマがいろいろいますが、その筆頭は「くまのプーさん」でしょう。この物語のベアは、1921年、作者アラン・アレキサンダー・ミルンの息子クリストファー・ロビンが一歳の時に、母親からプレゼントされたハロッズ百貨店で購入したハロッズ・ベアがモデルになっていますが・・・ 「パディントン・ベア」も、同様で、元BBCのカメラマンであったマイケル・ボンド氏が、1956年に、セ ルフリッジ百貨店で、一つだけ棚に残っていたクマのぬいぐるみを、奥さんへのプレゼントとして購入。 このクマのぬいぐるみと、家の近くのパディントン駅からインスピ レーションを得て、同年、執筆に専念することを決心します。 この時、使用した(第一作目のA Bear Called Paddingtonが書かれた)タイプライターが、ロンドン博物館に展示されています。 1950年代という戦後間もないロンドンの様子を垣間見ることのできる第一作目。 A.A. ミルンの家はチェルシー、マイケル・ボンド氏の自宅はパディントン駅の裏手。両作家とも、家の近くのデパートで購入したベア・・・というところがいいですねっ! |
by rie-suzuki67
| 2014-12-08 06:07
| :: The First in theW
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