英国内唯一のメアリー・スチュアート像 |
今日、このセント・ポール大聖堂(↓)にバスで到着する寸前、珍しく北側車線に渋滞が発生。 バスが動かなくなってしまった辺りというのが、フリート・ストリートの Ye Olde Cheshire Cheese 前あたり。 この渋滞のおかげで、「どこにあるのかなー、その建物?!」と数ヶ月前から気になっていた(探していた)建物を発見! この辺りでは、どうしても、Ye Olde Cheshire Cheese に目がいってしまうので、気がつかなかったわけで。 一階が(カフェチェーンの)プレタマンジェだってことは調べ済みなので、「やっぱり、これだ!」と(どうせ渋滞で動かないゆえ)バスを降りました。 元々、この建物は、スコットランド保険会社のために建てられたもので1905年築。"Mary Queen of Scots House" という名称です。 建物の開発者は、この不運な女性メアリー・スチュアート(Mary Queen of Scots)の大の賛美者(great admirer)のサー・ジョン・トルマッシュ(Sir John George Tollemache Sinclair, 3rd Baronet)で、スコットランドに領地を持つ准男爵で政治家(下院の国会議員)でした。 建物は、建築家R.M. ロウ(R.M. Roe)が、火炎のようなフリルで飾り立て縄目のような縛りのあるフランボワイアン様式(Flamboyant 、15-16世紀、フランスのゴシック様式の教会建築にみられる装飾)で正面を作り上げました。 残念なことに、メアリー・スチュアートの像の製作者(彫刻家)は知られていません。いずれにせよ、わずかにうつむき、頭には上品なヘッドピース、広いひだ襟、多くのボタンを持つスカート・・・、大変、繊細で手の込んだ美しい彫刻です。 どうやら、道を歩いていて見ることのできる英国内唯一のメアリー・スチュアート像らしいです(ミュージアム・ガーデン内、ホテルの中庭、カントリーハウス、ウェストミンスター寺院のお墓などを除いてということ)。※確信はありません この像も、スコットランド内で制作され、ここに運ばれてきたそうです。 |
by rie-suzuki67
| 2014-09-10 06:19
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