ウォータリング・ホールズ |
木立の隙間の芝の上に、数個の丸い穴の開いた四角形のオブジェのようなものが立っているのが見えますか? グリーン・パークの中ですが、大抵は、ただのオブジェと思って、わざわざ散歩道から外れて近寄ってみる人はあまりいないことでしょう。 英国には、馬車の時代からの、人や馬のための「水飲み器(噴水)」(drinking fountain)が幾つも街中に残っていますが、残念ながら、昔を懐かしむ彫刻やモザイクの遺跡のような感覚で目にしているだけで、実際に水の出る、そして、使われているものは少ないのが現状。 元々この位置には、(同じ公園内のグリーン・パーク駅寄りに移動してしまった)「ダイアナ水飲み噴水」(↓ The Diana Drinking Fountain)があったはず?! と考えると、当然、ここには水道管が引かれているわけで、利用しないのはもったいないわけです。 誰もが、だたのオブジェだろうと思っているこの「ウォータリング・ホールズ」(Watering Holes)というタイトルの代物の各穴の内側面には、水の出る口があるんです。 ドリンキング・ファンテーンの復興と促進を支援して、これは、ティファニー財団(Tiffany & Co. Foundation)からの125万ドルの支援金によって寄贈された、大人・子ども・(散歩中の)犬用の水飲み器。 モダンなデザインの水飲み器ですが、コンウォール地方で切り出された花崗岩が使われていて、そして、両サイドには四つの押しボタン(↓) ボタンを押すと、水がでます(↓) |
by rie-suzuki67
| 2014-04-04 08:07
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