旬のロンドン便り From LONDON
by RIE SUZUKI, meet Britain
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「ガイ」の語源となった人
「タフガイ」(tough guy)という表現は日本でも聞きなれた言葉でしょう。英語の「ガイ」(guy)は '男、奴' という意味ですが、そもそもこの単語は、実在の人物に由来するというお話です。
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毎年11月5日は「ガイ・フォークス デイ」(Guy Fawkes Day)。

ゆえに、今週末は、一足早く英国中の公園という公園全てで「ファイヤーワークス&ボンファイヤー」(花火と焚き火)が催されていました。

私は、お友だちに誘っていただき、土曜日の晩、バタシーパークで開催の「ボンファイヤー・ナイト」に出かけました。
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温かいモルドワイン(Mulled wine)が大量に用意されていて・・・
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露店も並び・・・
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(北アイルランドを除く)英国の民間行事「ガイ・フォークス デイ」(別名「ボンファイアー・ナイト」)は、お祝い行事ですが、何をお祝いしているか? というと・・・
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カトリックとプロテスタント(英国国教会)の間で中道路線をとったエリザベス一世とは異なり、彼女の後継指名をうけたジェームズ一世は、カトリック教徒弾圧政策をとったことにより、カトリック教徒であると知れることが、どれほど身に危険であるか、という時代があります。

その結果、1605年11月5日、ウェストミンスター宮殿内(現在、ビッグベンで有名な国会議事堂として使われているウェストミンスター宮殿、現在のウェストミンスターミンスター宮殿は1834年に再建されているので、その前の建物)で、事件が起こることに。
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宮殿内の上院議会で、国王が国会開幕演説を行う機会をねらい、王様諸ともその他の貴族議員も吹っ飛ばしてしまおうと、熱心なカトリック教徒の一団が目論んだ火薬爆破の陰謀事件。

この陰謀は密告によって発覚。実行寸前の11月5日未明、議事堂地下で36樽の爆薬と火付け役のガイ・フォークス(Guy Fawkes)が発見されます。
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ガイ・フォークスへの容赦のない拷問、衰弱した彼の自白によって、首謀者も含め一味は全員逮捕、国王への大逆罪という(当時)最も重い罪で処刑されます。

陰謀が未然に防げたお祝いとして、毎年、火薬陰謀事件に因み、打ち上げ花火と大きな焚き火でお祝いするわけですが・・・
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この時ばかりは、花火だけでなく、大きな焚き火(ボンファイヤー)が用意される理由は、ガイ・フォークスの人形が曳き回された後に、焚き火に投げ入れられて燃やされるからなのです。

首謀者ではなく、火薬の見張りと点火の任を帯びて、実行責任者として宮殿地下に籠ったガイ・フォークス。

彼の正式名は、グイド・フォークス(Guido Fawkes)。ガイ(Guy)は、グイド(Guido)という名前のニックネームです。※トーマスのニックネームがトム、エリザベスのニックネームがベス、バリーのニックネームがバスみたいなもの。

「男、奴」を意味する英語「ガイ(guy)」は、彼の名(ニックネーム)に由来します。
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英国議会は、「救助を神に感謝する日」として、翌年から11月5日を議会休日とした。これが Guy Fawkes Day の始まり。

また、それ以来、国会会期が始まる議会開会式の前に、衛兵が地下室を調べて回るという儀式が、今日に至るまで行われています。

バタシー・パークでは、ガイ人形は登場しませんでした。冬の夜に、炎の舞を一心に眺めていると、心が穏やかになり、人々はひたすら静かに炎を見つめていました。
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毎年、この夜に、英国内上空を飛行する飛行機の機長さんがうらやましくなります。眼下には、あちこちから上がる炎の灯りと見下ろす花火、夢のような幻想的な世界が広がっているわけですから。
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by rie-suzuki67 | 2013-11-04 19:31 | :: Annual Events
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