LEGO のジャンボ・ツリー |
ユーロスターの発着駅であるセイント・パンクラス駅(St. Pancras Station)のクリスマス・ツリーは、ちょっと、変わっています。 何が変わっているか、というと、幹も!枝も!オーナメントも!全部、LEGOブロックで(組み立てられ)作られていること。 60万個のブロックが使われているそうです。 LEGO(レゴ)は、デンマークのプラスティック製組み立てブロックの玩具メーカーとして世界に知られていますが、その創業者という人が、私的には、信じられない!と言いたいほど、凄い人です。 デンマークの貧しい農家に13番目の子として生まれ、大工の修行をし、慎ましやかな木工所(家具屋さん)を営みますが、火災で全焼、世界恐慌、失業など、これでもか!という災難に見舞われる度に、「これは良い機会に違いない」と良い転機ととらえて変貌させ、最終的にはプラスティック製の組み立てブロックのおもちゃ屋さんへと発展させた人。 かつて、初めてこの創業者のことを知った時、私は、すごいと感服したのもつかの間、次に思ったことは、こんな人はありえない!普通は、気が狂うか、やけになるか、自殺をしているはず。「あ~、この人は、(不屈の精神なんかではなく)超楽天的な、何でも前向きに考える人だったに違いないと思ったわけです。 責任感が強い人ほど、うつ病になりやすいそうですが、人間はそうならないために上手くできていて、その一歩手前で、「まあ、どうにかなるか」「なるようになるしかないな」と開き直るという回避本能が備わっているから、多くの人は救われているんだと思います。 こんなご時勢ですが、皆様、あまり考えこまず、どうぞ、追い詰められた時は、このLEGOのブロックを思い浮かべて開き直ってみてください。 |
by rie-suzuki67
| 2011-12-04 08:21
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