旬のロンドン便り From LONDON
by RIE SUZUKI, meet Britain
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「ノブレス・オブリジェ」(高貴なる者の義務)
a0067582_084241.jpg「ノブレス・オブリジェ」(Noblesse Oblige「高貴なる者の義務」)は「人の上に立ち権力を持つ者には、その代価として身を挺してでも果たすべき重責がある」という意味。

日本ではありえないこととして、英国には伝統として「ノブレス・オブリジェ」の精神があり、この精神が、王室に限らず、貴族といわれる階級の人たちに脈々と受け継がれています。

要するに、階級が高く、普段、庶民よりもよい生活をしている人は、いざ、国の一大事となった場合は、いの一番に国民を守らねばならないのです。貴族は、真っ先に戦場に駆け付け、最前線で生命を賭けて敵と戦わなければならないのである。

英国は今でも歴然たる階級国家です。世襲貴族は、確かにうらやましい(リッチな貴族ばかりとはいえないけど)。その代わり、国の一大事の時には、この貴族が率先して矢面に立つ。庶民は自分達のことだけを考えていればいい、と庶民に思わしめるノブレス・オブリジェがあるからこそ、階級社会打破の「革命」が起こらないと私は理解している。そして歴史はそれを証明してきた。

a0067582_082859.jpg英国史上、最大の危機は、第二次世界大戦時のバトル・オブ・ブリテン(史上最大の航空戦、英国本土上空で、1940年7月〜翌年5月頃にかけて行われた英独の攻防戦)の時ではないか。連日のようにドイツの爆撃機がロンドンめがけて襲ってくる。当時、日本の首脳部は、ロンドンが落ちるのは時間の問題と考えていた。しかし、ロンドンは落ちなかった。戦時に最も相応しい首相チャーチルが、徹底的にロンドンを守りぬいた。

我が家(バッキンガム宮殿)を数度にわたり爆撃されても離れずロンドンで慰問を続けたロイヤル(前王妃と娘のエリザベス<現エリザベス女王>)もシンボルであるが、何より、ロンドン防空を担ったのが主として英国貴族であった。彼らは、スピットファイヤー戦闘機を駆って、攻め寄せるドイツ空軍と戦闘、みごとにロンドンの空を守ったのである。第一次世界大戦での英国軍における貴族階級の死亡率が、際立って高かったのは、そういうわけがある。

a0067582_081744.jpg貴族が普段、贅沢三昧し、いざという時に、自分達だけ逃げ出して、庶民を楯にするようなことがもし歴史上あったならば、今日の英国はなかったであろう。ロンドン防空を担ったパイロット達は、古今東西最高の仕事をした男たちであると言えます。

1982年のフォークランド紛争の折、アンドリュー王子がヘリのパイロットとして参戦しました。そして、まもなく、ハリー王子(上写真)が、イラクの前線に派遣されます。兄のウィリアム王子より先に、今年4月にサンドハースト陸軍士官学校を卒業し、職業軍人となったハリー王子。「特別扱いに反発」し、イラクを志願。日本じゃそんなことはありえないことで、皇太子が自衛隊員として派遣されるようなもんですから。しかし、これは英国王室にとってはあたりまえのこと。

日本は明治になり、英国やドイツを参考にゼロから軍隊を作ったわけですが、戦前の日本も英国のように皇族を軍隊に入れました。しかし、宮様を危ないところにお連れしてはいけない、という発想から抜けきれなかった。
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# by rie-suzuki67 | 2006-05-21 00:14 | :: uk is ...
スターシェフ
いずれも英国のスターシェフですが、この中に私がお会いしたことのあるシェフがいます。もう10年くらい前になりますが、来日したこの方と仕事の打ち合わせをさせていただいたことがあるんです。その方は、一番右のギャリー・ローズさんです。
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数年が経ったある日、英国で彼(ギャリー・ローズ)がいかに有名人かを知りましたが、とある人が、それぞれの方について、こんなことを言ってましたね。まあ、誰にでも、失敗や欠点はあるものです・・・

■ 左)Gordon Ramsay(ゴードン・ラムゼー)
「料理」に「人格」はあらわれないものなのか(短気と口汚いことで有名なので、同じことを言う人が多いですよ)

■中央)Jamie Oliver(ジェイミー・オリヴァー)
犬を触ったその手のまま調理するというのはいかがなものか

■ 右)Gary Rhodes(ギャリー・ローズ)
冷凍食品を使ったことがすっぱ抜かれたので、もう、彼は終わりじゃないか(終わりではなく、今も活躍中というのが現状ですよ)
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# by rie-suzuki67 | 2006-05-19 01:47 | :: Food & Beverages
シャビー・シック(Shabby Chic)
ロンドン発のブランド「キャス・キッドソン」(Cath Kidston)が、ロンドンはもとより、日本でも、近頃人気のようです。

こういったインテリアやファッションを取り上げた(雑誌の)記事で使われる言葉が、「シャビー・シック」(shabby chic)。「キャス・キッドソン」は代表的な「シャビー・シック」デザインブランドと言われています。
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この「シャビー・シック」、インテリアの場合は、白いペインティングの家具にレトロ調のパステルプリントの布をあわせるコーディネート手法のようです。

ファッションの場合はというと、「キャス・キッドソン」を例に説明するなら、オールドローズ(ぼてっと丸まるした薔薇)や乗馬風景などクラシックな題材をプリントした素朴で懐かしいような絵柄。

Shabby・・・粗末な、みすぼらしい、使い古した
Chic・・・粋な、シックな

シンプルで、ダサいけどキュートという表現がいいのかしら?!

「キャス・キッドソン」は、ロンドンだけで6店鋪もあり、日本でも取り扱っている店がありますよね(日本でみたのは、銀座のソニープラザ)。私の好みではありませんが、ポーチや手提げなどの小物、寝具、キッチングッズ、インテリアなどの商品があり、ロンドン土産の一つになりつつある勢い。
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# by rie-suzuki67 | 2006-05-17 01:28 | :: Shopping
「英国と暮らす」 from LONDON by RIE SUZUKI apd2.exblog.jp