旬のロンドン便り From LONDON
by RIE SUZUKI, meet Britain
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スパークリング・ウォーターは英国生まれ
「酸素」の発見者は、今では、1771年スウェーデン人薬剤師カール・ウィルヘルム・シェーレとされていますが、スウェーデンで静かに暮らしていた彼に世界は気付かず、彼自身も発見をすぐに学会に発表せず。

よって、化学史上(1774年)の酸素の第一発見者としての地位は、英国人ジョセフ・ プリーストリー(Joseph Priestley)。

そのジョセフ・ プリーストリー、実は、酸素を発見する前からブクブクと泡の出る水(炭酸水)の発明者としてヨーロッパでもすでに有名でした。
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ウェストヨークシャーリーズ近郊バーストール生まれの、生涯を通じて学者、教育者であったジョセフ・プリーストリー。

1767年、リーズに住んでいたジョセフ・プリーストリー。お隣にはビール醸造所。プリーストリーは、醸造の際に発生するガス(二酸化炭素)を使って、あれこれと実験を行います。二酸化炭素は、1750年、英国スコットランドの化学者ジョゼフ・ブラック(Joseph Black)により発見され、「Fixed Air」(動かない・固定された空気)と名づけられていました。

プリーストリーは、このFixed Airを水に混ぜて、それを飲んでみたんですねー(いい度胸しています)。化学者にありがちですが、この爽快な口当たりの水をビジネスに結び付けてお金儲けをしようとは思わなかったんです。
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ビジネスチャンスとばかりに目を付けた人物こそが、スイスに住んでいたドイツ人の時計技師ヨハン・ヤコブ・シュウェップ。(そう、今ではトニックウォーターで有名なあのSchweppesです!)

時計技師だったのにシュウェップは、ジュネーブで炭酸水を大量生産してボトルにつめ、商業化する事に成功し、1783年に、清涼飲料水の老舗シュウェップス(Schweppes)社を創立。1792年には、ロンドンに工場を設立。時計技師から大転身ですよねー!プリーストリー、様様!

こうして、スパークリング・ウォーターは、日常的に気軽に飲める飲料水として世に送り出されることになりました。
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by rie-suzuki67 | 2015-08-30 04:43 | :: The First in theW
"Heart Beat" at Covent Garden Market
赤ん坊からお年寄りまで(殆どの人)が好きであろうバルーン(風船)。万人に愛されている物が、この世にあったんだ!と、今更ながら・・・(↓)
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今週始めから、コヴェント・ガーデン・マーマーケットは、100,000個の白いバルーンで埋め尽くされています(9月27日まで)。

夜に行くとわかりやすいのですが、タイトルの"HeartBeat(心臓の鼓動)"が示すとおり、動く明かりが神秘的。
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ロンドン・デザイン・フェスティバルの一環として、フランス人アーティストのCharles Petillon氏が手掛けたパブリック・アートです。
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by rie-suzuki67 | 2015-08-28 05:41 | :: Annual Events
「メモリアル望遠鏡」と「テムズ・ランドスケープ・ストラテジー」
英国には、故人となった最愛の人の思い出に、(故人が好きだった場所・好きだった眺めの場所に)メッセージ付きプレートを埋め込んだベンチ寄贈するという文化があります。

故人の名前、生年月日、没年月日、そして、故人がどんな人であったかなどのメッセージが刻まれたプレート付きのベンチで、「メモリアル・ベンチ」と呼ばれています。

ここは、テムズ河の眺めがロンドンで一番美しい場所と言われているリッチモンド・ヒル(Richmond Hill)からの眺め(↓)
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以前は無かったピッカピカ、新品の望遠鏡(↑)が目に入りました。近寄ってプレートを見て、これがメモリアル望遠鏡だとわかり、なんて素敵な!と思いました。

当然、このリッチモンド・ヒルのテラスガーデンは、沢山のメモリアル・ベンチがずらーっと並んでいる場所。ゆえに、ベンチではなく望遠鏡というアイディアに感銘。
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パトリシア・スパイト(Pat Spaight)さんが亡くなったご主人思い出のために寄贈した望遠鏡で、二ヶ月前の今年6月に設置されました。
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同時に、昨年20周年を迎えたThames Landscape Strategy(TLS)を祝す意味を込めて。

TLSは、テムズ河沿い景観・環境戦略のために設けられた地域プロジェクトで、川を人々の「宝物」ととらえて、ボランティアの手によって様々なことがおこなわれています。

温暖化への取り組みはもちろん、お金のかからないこととしては、雑草を刈って、対岸の対象物を見やすくするなど。KewやRichmond、Hampton Court辺りのテムズ河沿いには、沢山の素敵な眺めがありますから。
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by rie-suzuki67 | 2015-08-26 04:29 | :: Walk & Streets
New opened! cafe PRESTAT
うぉー!いつの間にか、王室御用達チョコレート・ブランド "プレスタ"(PRESTAT)のカフェがオープン!
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ピーター・ジョーンズ百貨店の北側にある Pavilion Road(Off Sloane Square)に。ここには、(同様にチョコレートで知られる)cafe Cocomayaがあったのですが・・・

Cocomayaには申し訳ないけれど、PRESTATの方が嬉しい!
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by rie-suzuki67 | 2015-08-20 07:07 | :: Food & Beverages
コッツウォルズで一番お薦めの村「ミンスター・ロヴェル」
コッツウォルズ (Cotswolds)は、標高300mの丘陵地帯(一番高いところで330m)で、北は(シェークスピアの故郷)ストラトフォード・アポン・エイボンから南は(世界遺産の町)バースまで全長90miles (145 km)、 総面積は約2,000km2強という東京都とほぼ同じ広さ。

グロスターシャー、サマセット州、オックスフォードシャー、ウィルトシャー、ウォリックシャー、ウスターシャーの6つ州にまたがっています。

コッツウォルズという地域が正式に誕生した(国が許可した)のは、2000年国立公園の指定とは異なりますが、特別自然美観地域 (Area of Outstanding Natural Beauty) として指定されました。

コッツウォルズには、200の村が点在しているそうですが、今のところ私の最もお薦めの村は、オックスフォードシャーにあるミンスター・ロヴェル(Minster Lovell)村。
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通常の日帰りバスツアーなどで、ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)村やバイブリー(Bibury)村といった有名所を訪れる場合、必ず、(ロンドンを出て一時間程走らせた後)オックスフォードのドライブインでトイレ休憩となり、そこからバーフォード(Burford)村へとひた走り、バーフォードからコッツウォルズ村々巡りが始まるわけですが、(団体ではなく小グループの)個人のお客様の場合、私はまず、オックスフォードのドライブインを出た後、ミンスター・ロヴェルに寄り道します。

バーフォードの手前のウィトニー(Witney)にある村で、国道を一瞬、外れるだけですみます。

車から一瞬降りて、Old Swan & Minster Millという1445年創業のホテル兼パブ(上の写真)の辺りを15~20分程散策するだけですから、大きな時間のロスはありません。

Old Swan & Minster Millの並びには、こんな茅葺き(かやぶき)屋根の家(Thatchered House)が何軒も並んでいて見ごたえがあります。
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お隣の新館のお庭には、ボートン・オン・ザ・ウォーター村と同じ小川、ウィンドラッシュ川(Windrush)が流れていて、ここが一番美しい場所。
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お客様、大変、喜んでくださって、どんどん入って行ってしまいます!
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「さあ、次の村に参りましょうか」と私が言うと、「いいところに連れてきていただきました、他は行かなくていいですよ、もう、ここだけで十分です」と冗談が返ってきました。
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時間のある方は、Old Swan & Minster Millの前の道を茅葺き(かやぶき)屋根の家々に沿って真っ直ぐ歩いて行ってみてください。村名の由来となった廃墟(遺跡)の場所があります。

現在は、ナショナル・トラストの保護・管理下にある(立ち入り無料の)修道院付属大教会堂ロヴェル・ホールの跡。

ロヴェル(Lovell)とは、シェイクスピアの悲劇で有名な15世紀後半の薔薇戦争(1455-1485)の最後のヨーク朝イングランド王リチャード3世の忠実な家臣であったロヴェル卿のことで、ここは彼の領地でした。ミンスターは主に英国で用いられる修道院付属大教会堂、大寺院

この領地には、修道院付属大教会堂を伴ったロヴェル家のマナーハウスがあったんです。かつては華やかなホールでダンスパーティや晩餐会などが繰り広げられたその場所が、今では廃墟となっていますが、ウィンドラッシュ川の美しい田園設定に置かれた建物の遺跡をご覧いただけます。建物(廃墟)は1435年築。
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by rie-suzuki67 | 2015-08-05 07:13 | :: Countryside
ラベンダー・フィールドへ
お久しぶりです!なかなかブログに向き合えず失礼しました。

Ms. O、メールをありがとうございました!Oさんのように、私のブログを楽しみにしてくださっている方の存在が、とても大きな力になります。

さて、曇りではありましたが、月曜日、"ロンドン市内"にあるラベンダー・フィールドへ足を運びました。
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時期的には、既に、旬を過ぎてしまっていますが、それでも、十分、堪能しリフレッシュできました。

スノー・ドロップ、ブルーベル、菜の花、ラベンダー・・・これらが一面に広がるお花畑は、英国に住んでいたら、又は、各時期に英国を訪れたなら、是非、行って見たい風物詩。
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車で遠出をしなくても、実は、ロンドン市内に25エーカーにおよぶラベンダー・フィールドがあるんです。
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住所は、(ロンドン31区の一つ)南ロンドンのサットン(Sutton)。クロイドンの西側で、地図上では、カーシャルトン(Carshalton)駅やカーシャルトン・ビーチーズ(Carshalton Beeches)駅から真っ直ぐ南に下ったところにあります。

その名は、メイフィールド・ラベンダー(Mayfield Lavender)

一人たったの1ポンドの入場料(乗用車でおいでの場合、駐車料金は無料)。
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遠くから眺めるのではなく、もちろん、ラベンダー畑の中を歩くことができるので、近くに住んでいたら、気分転換の散歩といった気分でしょう。
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繰り返し申しますが、旬を過ぎた今時なので、こんな程度でお許しください。

こじんまりと、仮設の(ラベンダー製品や花を販売する)ショップカフェが設けられています。
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メニューも殆ど「ラベンダー・xxxx」。
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ラベンダー・アイスクリームを食べようか最後まで迷った末、ラベンダー・ティーにしました。
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by rie-suzuki67 | 2015-08-02 06:29 | :: Plants & Parks
「英国と暮らす」 from LONDON by RIE SUZUKI apd2.exblog.jp