旬のロンドン便り From LONDON
by RIE SUZUKI, meet Britain
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188匹の動物たち
スローン・スクエアにあるピーター・ジョーンズ百貨店(Peter Jones)のクリスマス・ウィンドウ・ディスプレーの前で、「うおー!うおー!」と声を上げる子どもたち。これだけ喜んでもらえたら本望でしょう。
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ピーター・ジョーンズ百貨店は、ジョン・ルイス百貨店(John Lewis)の傘下に入っているので、もちろん、ジョン・ルイス百貨店のクリスマス・ウィンドウ・ディスプレーも同じですが、何がすごいかというと・・・

(百貨店で取り扱っている商品をクリスマス商戦用にただディスプレーしたわけではなく)7,000個以上の取り扱い商品を使って、188匹の動物をクリエイトしたこと。
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(↑)ダイソン(Dyson)の掃除機で作ったトナカイや・・・

ヘア・ドライヤーとコテなどを組み合わせたうさぎ
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ハンド・フェイス・バスタオルで作った七面鳥
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カトラリーやハサミの組み合わせで啄木鳥
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家具売り場からはベア
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キッチン売り場からはケトルやコーヒーカップでできたお猿さん
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これは、きつねとお猿さん
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by rie-suzuki67 | 2013-10-30 02:39 | :: ShowWindow&Illumi
鉄道界の大聖堂でウェディング
セント・パンクラス駅で、2時間以上も時間をつぶさないといけないことがたまにあります。

構内を隈なくぶらぶらしているわけですから、当然、毎度、何がしかの変化に気がつきます。

例えば、一階のショッピング・コンコースと二階のアッパー・コンコースを結ぶエスカレーターに、フットプリント
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英国のエスカレーターは、右側に立ち、左側は歩いて下りる・上がる人のために空けるのがルールなのですが、それを知らない外国人のために、今年になってペイントされたみたいです。

3社の国内鉄道(サウスイースタン、ミッドランド、ファースト・キャピタル)の駅である以上に、ヨーロッパ大陸からの終着駅としてユーロスター(5~10番線)が発着するため、何かと行き届いています。
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そして、二階のアッパー・コンコースに上がれば、そこには、ユーロスターのホームに沿って時計の下近くまで続く、全長96m、ヨーロッパで最長のシャンパン・バーがあります。
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実は、St. Pancreas Grand(シャンパン・バー、ウィスキー・バー、そしてシャンパン・バー向かいのレストランの総合名称)のエリアだけ、ウェディング・セレモニー・ライセンスを持っているんです(構内のどこでもいいわけではなく、このエリアだけ)。
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(神様の前で誓いをたてる)英国の法の下で結婚をするための結婚式(成婚式)は、ライセンスを持った登記所の人と立会人二人がいなければ執り行えませんから、昔は、結婚式を執り行えるのは、登記所(内のチャペル)または教会だけでした。

だから、「へーえ、ここってライセンスを持っているんだー!」とびっくりするわけです。

でも、よくよく考えてみると、この駅は、鉄道界の大聖堂と呼ばれるゴシック・リヴァイバル様式。かつ、名前が聖パンクラス(St. Pancras)に捧げていますから、教会か大聖堂を彷彿させるわけで、ここには確かに(誓うための)神様がいますね?! (勝手に納得する私)

※ 聖パンクラスは、わずか14歳で殉教したことから(西暦304)、子どもの守護聖人とされている聖人です。

ウィリアム・バーローのデザインにおる曲線を描く鉄とガラスのトレイン・シェット(プラットホームの上の屋根)は、Barlow Train Shedと呼ばれ、ヴィクトリア時代の開業当時は世界で最も長い大屋根でした。
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その下で、そしてユーロスターをバックに、そして鉄道界の大聖堂セント・パンクラスで挙げるウェディング・セレモニー。二人の思い出の場所がこの駅だったという人にはいいかもしれませんね。
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by rie-suzuki67 | 2013-10-27 19:16 | :: Architecture
救急自転車
一日一回は見る救急車、次いで多いのが救急ヘイリコプター

そして、鉄道の駅構内では、救急自転車をよく見かけます。もちろん、(駅構内やプラットフォーム同様に)救急車が入って行けないショッピングセンターの建物内でも(↓)
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通報から(救急現場に救急隊が駆け付け)最初の処置が始まるまでの時間をレスポンス・タイムと言いますが、英国では、8分と定めています。

但し、達成率75%で構わないという条件つきの規定なので、4件に1件は8分を超えるのもやむを得ないという考えに基づく制度。

しかし、かつて、ウェールズでは、救急隊が8分以内に現場に到着した件数が56%しかなかったことにより、ウェールズの救急責任者が、辞任に追いこまれたこともあるほど厳格な制度。

で、実績はといえば、全国平均7.7分

その目標達成のために、救急車、救急ヘイリコプター、救急オートバイ、救急自転車を各所に配し、短時間で救急現場に駆けつける態勢をとっている英国の救急医療サービス。

橋の上はもとより、駅前広場、ピカデリー・サーカス、トラファルガー広場の雑踏の中であろうと、ところ構わずに着陸する救急ヘイリコプターには圧倒されます(真っ赤なVirginヘリ)。
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では、救急自転車はというと、狭い路地はもとより、空港ターミナル内、駅構内、ショッピングセンター内といった建物内の奥深くまで、まさにその現場に、最短距離で患者のもとへ駆け付けます。
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自転車には、青いライトとサイレンが装備されており、車体前後両側のバッグには、除細動器(心停止の場合に、再度、患者の心臓を活性化させるために使用)や酸素、脈拍計、血圧モニタ、マスク蘇生器、アドレナリン、鎮痛剤、喘息、包帯、ゴム手袋、包帯、糖尿病用薬などが収納されています。
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救急自転車で駆け付けるのは、救急救命士。救急車到着までの彼らの処置により命をとりとめる、という多くの実績を持つ救急自転車隊。

因みに、救急ヘイリコプター(医師と救急救命士が一名ずつ搭乗している)は、夜間飛行はしないため、その代わり、乗用車を改造した高速ドクターカーが夜間は滑走しています。
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by rie-suzuki67 | 2013-10-23 05:39 | :: uk is ...
パスティの持ち方
ロンドンでは、すっかり自転車通勤・通学という人が増えました。

帰宅ラッシュ時、赤信号で止まっている自転車がたくさんいて・・・
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青になった瞬間、うわーっと、一斉に走り去っていきました。
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曇りや雨の日が多く、すっかりダウンコートの季節になっていますが、寒いながらも、たまに晴れの日もあり・・・
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さて、小腹が空いた時など、たまに私は(コーンウォール地方の名物)「パスティ」(pasty/pastie)を買って電車に乗り込み、車中でホクホクと熱々のパスティをパクパク食べながら家路につくことがあります。
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丸く伸ばした皮(ペイストリー)に具を置いて、皮を二つに折り曲げて縁に折り目をつけながら閉じる、という作り方が餃子に似ているパスティ。
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で、この縁の折り目が、食べるために重要な役割を果たしています。

アガサ・クリスティ「ポアロ」シリーズの中で、ジャップ警部も、こんな持ち方(↓)で食べているシーンがでてきます(まるで、食パンの耳を残して、中央部だけ食べている!というのと同じような印象を持ってしまう食べ方)
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元々は、コーンウォール地方のスズ(錫、tin)鉱山で働くスズ鉱員達が、食事のために家に戻ることができないため、坑内に持ち込むランチとして最初に作られたといわれているパスティ。

これが、本来のトラディショナルな持ち方(↓)
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スイカを食べる時みたいに、両手を縁に添えて。でも、男性は片手だけだったり。

全身スズまみれ(スズに含まれるヒ素まみれ)のため、パスティのこの縁の部分を手に取り、その部分以外は触れることなく食べ、握った部分の食べられない縁は坑内に捨てられました。

鉱山労働者に危険をもたらすとされる気まぐれな精霊「ノッカー」の空腹を満たすために、食べられない部分を与えたわけです。
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因みに、パスティは、コーンウォール地方だけでなく、英国北東部の鉱業地域でも、一般的に食されていました。(19世紀に廃鉱)

縁の部分は無論ですが、具が包まれいる箇所も比較的厚い皮なので、パスティは8~10時間の温度が保たれ、パスティを紙に包んで懐中に携帯することでスズ鉱山労働者の防寒にも役立ったとされています。(良いパスティは、落としても壊れない堅さを持つそうです)

現在は、にして、紙で包んだ下部を持って食べていくのが一般的です(↓)
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by rie-suzuki67 | 2013-10-18 08:34 | :: Food & Beverages
アフリカン・デイジー
英国中、ベールを被ったように・・・
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これから冬に向かって(9月の終わり頃から)どんどん霧の日(foggy day)が増えていきます(一日中、もやが掛かったような景色)。
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さて、この時季(秋)、どこもかしこも殆どの家の前庭には(何とも魅惑的な)薄紫色をした小菊が咲いています。
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英国では、「アフリカン・デイジー」(African daisy)の名前で親しまれている花で、その名の通りアフリカ南部原産のキク科の植物。
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日本でも最近は、輸入苗が入ってきているので、たまに見かけることがあるようです(山手のイギリス館の庭など)。

学名は「オステオスペルマム」( Osteospermum)。ギリシャ語のosteon(= bone 骨)と ラテン語のspermum(= seed 種子) が語源(種が骨のように見えるから)。
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白、ピンク、ライト・パープル以外にも沢山の色が存在しますが、英国人はライト・パープル(薄紫)のアフリカン・デイジーを圧倒的に好むようで、どこの家も薄紫ばかり。
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by rie-suzuki67 | 2013-10-02 01:01 | :: Plants & Parks
「英国と暮らす」 from LONDON by RIE SUZUKI apd2.exblog.jp