クリンク牢獄 |
毎年、クリスマスが近づくにつれて意識するのは、「チャールズ・ディケンズの季節がやってきた」ということ(ディケンズ作品がテレビで何度も放送されたり、ショーウィンドウのディスプレーになったりするので意識します)。 「クリスマスキャロル」は、人生の教訓みたいないい文学作品なので、毎年、戒めとしてみるべきと英国人は思っているのでしょうか? 父親を通しての少年時代の経験から、ディケンズは生涯を通じて監獄の影を引きずっていた作家といわれています。 そこで、本日は、クリンク牢獄(The Clink Prison)のお話。 ロンドンブリッジ駅の傍にある(人気の)ボロー・マーケットを抜けてテムズ河にでる時、必ず通るのが、Clink Street という道。 テムズ・パスのルートなので、狭くて暗いにも関わらず沢山の観光の人が行きかいます。 Clink Street といえば、頭上に見える籠。犯罪者をさらし者にするための人間吊るし籠でギベット・ハンギング(Gibbet hanging)というもの。 よく見ると、ちゃんと人型をしているでしょ。ヨーロッパの各地でみられるものです。 そうなんです!この建物は、1151~1780年まで機能した悪名高いクリンク牢獄跡なのです。今は、The Clink Prison Museum として復元され、かつての拷問などを再現した博物館になっています。 'Clink'(本来は金属のカチンと鳴る音の意)は刑務所の代名詞となり、スラングですが、'In the Clink' と言えば、'in prison' を意味します。 気分を変えて、近くでランチタイム!実はこの写真、一ヶ月半も前のテムズフェスティバルの時に、通りかかったのでついでに撮影していいたものなのです。 ロンドンブリッジの袂にあるサザーク大聖堂(Southwark Cathedral)には、Farmers Fayre の露天がお祭りの定番フードを出していたので、ランチはそれにしました。 お祭りの定番フードといえば、これ(↓) ローストポークに穀物の添え物、それにアップルソースをかけて食べるバーガー。 一緒に出かけた(ロンドン生まれのロンドン育ちの)友人に、特定の名前はないのかと尋ねたのですが、ないみたいです。 |
by rie-suzuki67
| 2009-11-03 10:48
| :: Food & Beverages
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