Charles Dickens Museum |
今年も、英国の国民的作家 チャールズ・ディケンズ(Charles John Huffam Dickens, 1812-1870)の季節がやってきました。 この土・日だけでも、「クリスマス・キャロル」「リトル・ドリット」「骨董屋」の3作品がTVで放送されています。 「クリスマス・キャロル」などは、リバイバルを合わせると、12月中に3・4回は放送されますから、これを見ないと年が越せない日本の「忠臣蔵」みたいなものと認識しています。 幼少時の貧乏の経験から、おのずと下層階級を主人公とした弱者の視点で社会を痛烈に諷刺した作品群で知られるヴィクトリア朝を代表する作家・ディケンズの世界・・・ ヴィクトリア時代、ロンドンの人口の半分以上が貧民層で覆われていた時代(95%が貧民層ともいわれています)。 そんなわけで、本日は、彼がかつて住んでいたフラット (Map) が今はミュージアムとなっていますので、「チャールズ・ディケンズ・ミュージアム」をご紹介いたします。 「オリバー・ツイスト」(Oliver Twist) や「ニコラス・ニクルビー」(Nicholas Nickleby)がこの家で書かれました。 ヴィクトリアン・エイジにタイムスリップしたような気になります。 壁に飾られたこの絵(↓)には、ディケンズ作品のさまざまな場面が散りばめられていて大好きです(ギフトショップにこの絵のポスターとポストカードも売られています)。 この家の窓もWindow Shutter付きです(↓) 小さなお庭 遺言として、ロチェスターに(一私人として)埋葬して欲しいと希望しますが、認められず、偉大な作家は(他の偉人同様に)ウェストミンスター寺院に眠っています。 |
by rie-suzuki67
| 2008-12-15 08:48
| :: Gal./Mus./Theatre
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