「グランド・ナショナル」 と 身長の単位「ハンド」(Hand) |
毎年4月、リバプール郊外のエイントリー競馬場(Aintree Racecourse)で開催される大レース「グランド・ナショナル」(The Grand National)。 スポーツ史上にもその名を残すスリル溢れるグランド・ナショナル障害走。 出走馬40頭中(一気に走り始めます)、最後まで完走するのは毎年15頭くらいしかいないのです。障害物を越える際に怪我をしたり、もちろん、死んでしまうケースも。 従って、毎年、動物愛護団体やIRAの槍玉になります。 英国で競馬というと、「アスコット」のような(上品な)Flatコースを想像するでしょうけれど(日本も大レースは全てFlatコースですよね)、グランド・ナショナルは極めて難しい障害走です。 昨日の土曜日にグランド・ナショナルが行われましたが、このレース、規模も観客動員数も英国最大級! ・ 正式名称 The Martell Grand National Meeting(通称The Grand National) ・ コースの全長が 7.2km ・ フェンス(障害物)の数が 30 ・ (一度に走る)馬の数は 40頭 1829年、リバプールのウォータールーホテルの所有者だったウィリアム・リン(Mr William Lynn)が領主のセフトン(Lord Sefton)から土地を借り開催したことに発しています。この時は、まだFlatコースで障害走ではありませんでした。 1839年から障害走になっています。 普段、賭け事をしない人も、この時だけは、ベッティングショップに行ったり、もしくは友人と賭け合ったりします。まあ、40頭もいるのですから、賭けようがないと思うのですが・・・。 日本と英国では、「単位」が違うことだらけですよね。 人の体重の単位がKgではなく、英国はStone(ストーン、石)。身長はm, cmではなく、feet(フィート)。 しかし、馬とポニーの身長に関してはフィートではなく、Hand(ハンド)という単位が使われます。 1Hand=10.16cm |
by rie-suzuki67
| 2007-04-16 05:54
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