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旬の英国便り
by RIE SUZUKI, meet Britain
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「チャリング・クロス街84番地」 (1)
米国人女性作家(New York在住)とロンドンの古書店主人との海を越えた20年間(1949~1969年)にも及ぶ手紙のやり取り(文通)をまとめた実書簡本をご存知ですか?!
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0384979.jpg

一度も顔を会わせることなく、この文通(書籍の注文)は、ロンドンの古書店主人の死と共に終わりを告げます。

友情というべきか、究極のプラトニックラブと呼ぶべきか・・・。また、戦後食糧難のロンドンと、一方でニューヨークの本事情についても、その手紙の中でもうかがい知ることができます。

「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0191399.jpg20年間にかわされた手紙を回想録としてまとめた「チャリングクロス街84番地」(原題: 84 Charing Cross Road)が1970年に出版されるや、反響は大きく、ロンドンやブロードウェイの舞台、映画にもされました。

原作者であり、その手紙の当事者であるヘレーン・ハンフ(Helene Hanff, 1916-1997)は、この本の成功により、初めて憧れのロンドンを訪れたのが1971年6月。

この時のことを書いた旅日記がThe Duchess of Bloombury Streetという本です(1974年出版、ヘレン55歳)。
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0242224.jpg

実は、私、本も読み、映画も観ております(映画は、古書店主人の役をアンソニー・ホプキンスが演じでいます、日本未公開のためツタヤで借りてください)。そして、この古書店が実際に存在した場所84 Charing Cross Roadの前を(平日は)毎日通っております。

チャリング・クロス・ロード(Charing Cross Road)は、トラファルガー広場から北に、トッテナム・コート・ロード駅まで伸びた道ですが、昔から古本屋さんの多いストリートとして知られています(現在は、かな~り、件数が減ってしまっておりますが、あることはあります)。

そんな話を書いた理由は、ちょっと、ここに立ち寄ってみたからです(↓)
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0202698.jpg
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0215326.jpg

トラファルガー広場からレスター・スクエア駅に向かってチャリング・クロス・ロードを上がる途中の右手(ちょうどトラファルガー広場とレスター・スクエア駅の中間)にあるセシル・コートという路地です。
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0211728.jpg

ここも古書店ストリートとして有名な場所です。
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0231629.jpg

掘り出し物が、安くかえます。
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「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0263213.jpg

本だけでなく、レア物を取り扱う店がいろいろあります(↓)
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_0273781.jpg

古い切手や手紙、古地図、風刺画なんかも・・・
「チャリング・クロス街84番地」 (1)_a0067582_028856.jpg

世界最初の切手、ブラック・ペニーに気づかれた方、あなたは、私の写真アングルの意図を察してくださった、そして私のブログ(vol. 1)をきっちり読んでくださっている方に違いありません(笑)

*現在は、この古書店があった場所には、プレートが付いているので、明日にでも通った時に撮影しておきます~。
by rie-suzuki67 | 2007-03-19 00:37 | :: Literature
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「英国と暮らす」 apd2.exblog.jp