シークレット・ガーデン - St John's Lodge Garden |
ガイドブックで紹介されているリージェント・パークの事といえば、クイーン・メアリーズ・ガーデンのローズ・ガーデンとロンドン・ズー(動物園)のことぐらいですが、公園内には、Lodge、Villa、Houseという名称がついた(私邸である)素晴らしい建物が幾つかあります。 代表的な建物は、在英アメリカ大使公邸であるWinfield Houseで、オバマ大統領も滞在されたことがありますが、それについては次回として、今日は、一般に公開してくれている屋敷のガーデンをご紹介します(一年中、無料・自由)。 リージェント・ストリートとその周辺の建物を手がけた建築家ジョン・ナッシュ(John Nash)のコンセプトにより、1812年に公園内に建設された最初の建物であり、現存する二軒のうちの一軒というのがSt John's Lodge(セント・ジョンズ・ロッジ)。 ローズ・ガーデンの先端にあるローズ・リングの向かい側、インナー・リングに面して建っています。 ゲートの左が白亜の屋敷St John's Lodgeで、ガーデンは屋敷と向かい合わせのすぐ右なのですが、このゲートからは入れません。1994年以来、ここは、クウェート王室とブルネイ 王室の私邸なんです。 St John's Lodge Gardenへは、屋敷の正門とリージェント・パーク・オフィスの間にある(写真では、ガーデナーさんのトラックが入っていこうとしている)ゲートから入ります(正門の一つ隣のゲートで、この庭師小屋↓が目印)。 アーチを抜けると・・・ すぐに素晴らしいガーデンが待っています。 この手入れの行き届いたガーデンを知っている人が少ないので、真昼間に行っても、庭師さんの他には2人ぐらいしかいません。それも、読書をしている地元の年輩の女性とかなので、本当に静かで安らぐ場所です。 さっきの屋敷とガーデンとは、ボーダー(壁に沿って設けられた細長い花壇のこと)で繋がっていますが、いつも間のゲートが閉じらています。 上記の王室がSt John's Lodgeを所有する前の1928年から、St John's Lodgeのガーデンは一般に公開されています。 ジョン・ナッシュのオリジナル・コンセプトというのは、Villa(庭付きの田舎風邸宅)。St John's LodgeはVillaです。そして、現存するもう一軒というのが、Holme Houseです(次回に続く)。 |
by rie-suzuki67
| 2014-08-06 04:29
| :: Plants & Parks
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