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旬の英国便り
by RIE SUZUKI, meet Britain
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ヒースロー空港・新T2オープン!全日空はT2へ移動
ヒースロー空港は、ターミナル1~5までありますが、ターミナル2(T2)は4年間をかけて(古いターミナルとクイーンズ・ビルディングを取り壊して)新たなターミナルビルが完成し、今月6月4日に女王様のリボンカットで再オープンしました。

T2 は、25の航空会社からなるスター・アライアンス・グループ(Star Alliance Group)の専用ターミナルとなりますので、ルフトハンザやユナイテッド、そして、日本の全日空(ANA)及び全日空の機体を使った共同運航便をご利用の方は、6月18日以降は、(ターミナル3離発着ではなく)T2 に変わりますのでご注意ください。
ヒースロー空港・新T2オープン!全日空はT2へ移動_a0067582_6214932.jpg

10月までの期間をかけて、徐々にスター・アライアンス加盟の航空会社が、現行のターミナルから T2 に移動します(全日空は6月18日から)。

今はまだ、ユナイテッドだけが移動済みなので、乗客はまばらで、殆ど居る人といえばスタッフばかりというガランガランの T2 をご紹介。



T2 は、T5 に似ています。まさに、T5 をただただ小さくしただけというフロアー・プランとシステム、雰囲気のターミナルで、何と言ってもすごくシンプルで、わかりやすい

T2 の正式名称は、「Terminal 2 | The Queen's Terminal」というダブルネームになりました。
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歴代、クイーンはたくさんいますが、このクイーンはまさにエリザベス二世女王陛下をさしており、ターミナル2は「女王陛下のターミナル」というダブルネーム。

理由としては、先にも述べたとおり、新ターミナル2は古いターミナル&クイーンズ・ビルディングが建っていたその場所に新たに建設されたから。

元々のターミナルがオープンした時、そして、60年の年月を経て、今回も、女王様が序幕式においでになりました。

T2 からのヒースロー・セントラル・バス・ステーション(↓ 中央の白い屋根)。このセントラル・バス・ステーションを囲むようにターミナル1、2、3 が建っているので、この3つのターミナル間移動は地下道を歩いて移動するだけ。
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セントラル・バス・ステーションの奥に見えているのが、T3 の駐車場で(↑)、右が(T2のまさにお隣というべき)T1 のターミナルビル(↓)。
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かつ、セントラル・バス・ステーションの真下が、地下鉄ピカデリー線「Terminal 1, 2, 3」駅の改札なので、また、地下鉄と少しずらしたところに、ヒースロー・エクスプレスの「Terminal 1, 2, 3」駅が地中にあるので、いずれも改札を出たら地下道を歩いて移動するだけ。

ほんとにガランガランで、いる人といえば名札を首から下げたスタッフばかりで、カフェ(café Costa)のお客も、全員、空港スタッフ!私だけが一般客!(スモーキング・エリアにいっても、みんなスタッフで、私だけ一般人でした?!)
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さて、T5 同様に、T2 の国内線・国際線ともに到着ロビーは建物の下の階(2階)で、出発ロビーは上の階(↓ 5階)。
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出発ロビーには、66台のセルフ・チェックインのkiosk発券機があり、利用の航空会社に関係なく、どのセルフ・チェックイン機を使ってもいいそうです。

基本的に、全て機械を用いてセルフで行います(ファーストクラス利用者以外、チェックインデスクはありません)。

セルフチェックインの機械で、チェックイン、発券、預けスーツケースにつけるバーコードタグの発行までを、すべて行います。バーコードタグを自分で巻き付けて、ラゲッジ・ドロップの機械へ進みます。

セルフ・チェックイン機と同数の(スーツケースを預ける)ラゲッジ・ドロップの機械がその先にありますが、これは、どれを使ってもいいわけではなく、利用の航空会社のゾーンに設置された機械でないと駄目です。(全日空であればゾーンD内)

因みに、ヒースロー空港のターミナル1, 2, 3 は、地下道で歩いて移動できるので関係ありませんが、ヒースロー空港のターミナル間の移動は無料なので、ターミナル4又はターミナル5へ(から)移動したい場合は、ヒースロー・エクスプレスに乗車するのが便利です。
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普通の旅行者の方は知っておく必要はありませんが、人と落ち合う約束のある方は、ヒースロー・エクスプレスや地下鉄の乗車券を買ったりしないよう念のため。

一応、ちゃんと、Free transfer to other Terminals via Heathrow Express と表示されているんですが、また、ヒースロー空港のウェブサイトにも明記されているんですが、それに気がつく人が少ないので。
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ゆえに、ヒースロー・エクスプレスの車内検札は、必ず、「パディントン駅」と「Terminal 1, 2, 3駅」の間で行われることになっています(改札はありません)。

地下鉄ピカデリー線で移動する場合は、オイスターカードの利用に限られ、改札機にタッチして入って、出る時もタッチして出ます(お金を引かないことになっています)。オイスターカード(日本のスイカ、パスモやイコカみたいなもの)を持っていない場合は、当然、入場券を購入しなければなりません。

ヒースロー空港のターミナルの特長の一つとして、現在は、免税手続きカウンターが、セキュリティチャックの前と後の両方のエリアにあることがあげられます。ようは、スーツケースを預ける前に、免税手続き(VAT refunds)ができて、品物をスーツケースに収納してからチェックインカウンターで荷物を預けられるということ。
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これまで、慣れた人は、あまりに T3 の免税カウンターが長蛇の列で一時間を要するため、一度、ヒースロー・エクスプレス又は地下鉄で、空き空きの T5 に行き、T5 の免税カウンターで手続きをして、ヒースロー・エクスプレスで実際に搭乗する T3 へ移動、ということをされる方もいました(実際、その方が時間がかからない)。
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しかし、T2 がオープンしたので、(T3の混雑が減少するか次第ですが)これからは T2 で手続きをして、数分で歩いて移動できる T3 へというのがいいかもしれませんね。

写真を撮りませんでしたが、T2 は、実際に搭乗する目的じゃなくても、ターミナルのロビー、連絡デッキ、カフェから、内側の世界(飛行機)が眺められるんです!
by rie-suzuki67 | 2014-06-14 06:37 | :: News
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