旬のロンドン便り From LONDON
by RIE SUZUKI, meet Britain
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英国産ワイン
いよいよ、本格的に、イングリッシュ・ワインが流通し始めました。

フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)、グレート・ウェスタン・ワイン(Great Western Wine)、ハーヴィ・ニコルズ(Harvey Nichols)、セルフリッジ(Selfridges)、ウェイトローズ(Waitrose)で購入できますが、庶民的なスーパーマーケットではまだ。
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ブリテン島(イングランドとウェールズの部分)は昔、大陸から切り離された土壌であるため、地理的にパリ盆地を中心に据えて考えると、その東の斜面にシャブリ、北東シャンパーニュ、反対側である北西南イングランドとなり、南イングランドはシャンパーニュ地方と同じ地層が現れている箇所があります(白亜質)。

そして、近年の温暖化によって、南イングランドは、(スパークリング)ワインの産地として注目されています。

英国の一般的な庶民がワインを楽しめるようになったのは、スーパーマーケットがワインを販売し始めた1970年代からとされています。

それまでは、裕福な階層の人たちだけの飲み物で、ワイン商でしか手に入りませんでしたし、庶民には敷居が高くて、買いに行く勇気も持てなかったわけです。スーパーマーケットの功績が大きいのです。
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さて、(↑)フォートナム&メイソンの地下一階にある食料品売り場では、イングランド南西部コーンウォール地方のワイナリーCamel Valley、イングランド南西部デボン州のSharpham、イングランド南東部ケント州のChapel Down、同じくケント州のGusbourneなどが並んでいます。
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高級レストランなどで提供しているイングリッシュ・スパークリング・ワインの主要ブランドは、Camel Valley、Nyetimber、Ridgeview、Chapel Down、Bolneyになります。
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「ナイティンバー」(Nyetimber)は、エノテカが正規独占代理店となり日本への輸出が始まっているので、日本でも購入が可能です。

昨年の12月に、お客様のご希望で、「シンプソンズ」で食事をした際にも、私がグラスで注文したのが、ナイティンバー。女王様即位記念の晩餐会などで振る舞われ、世界に英国産ワインを知らしめたのも、このナイティンバー。

ウェイトローズが自社のイングリッシュ・ワインを販売すると発表し、南イングランドのハンプシャーの土地で栽培を始めたのが2008年。しかし、ワイナリー(醸造所)を持っていないため、醸造を依頼したワイナリーが、主要5に入るウェスト・サセックスにある「リッジヴュー」(Ridgeview)
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他にも、Herbert Hall 、Biddenden、Coates and Seely(C&S)、Welland Valleyといったブランドも知られています。大体12~29ポンドで販売されています。

英国には416のブドウ園があります。殆どは、(シャンパーニュ地方と同じ土壌を持つ)イングランド南部に集中していますが、リンカンシャーやヨークシャーにもブドウ園が存在します。それが、北緯54度の北限と言われ、ワイン文化圏とエール文化圏の境界線ともされています。

いずれにせよ、その大半は規模が小さいブドウ園のため、 ブドウは設備の整った116のワイナリー(醸造所)に送られて商品化されています。

「シャンパン」とは呼べないものの、英国産スパークリング・ワインを一度ご賞味ください。
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by rie-suzuki67 | 2014-01-15 09:45 | :: Food & Beverages
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