地下鉄シートのモケット |
鉄道、地下鉄、バスと、それぞれモケット(moquette, 椅子張りなどに用いる厚いビロード状の毛織物)の図柄が異なりますが・・・ 2011年から地下鉄セントラル線(と、その他の路線は新しい車両)の座席に使われているモケットの図柄は、赤と青を基調に、円・三角形・四角形を用いてロンドンのランドマークを表現しています。 ロンドン・アイ観覧車、ビッグ・ベン、セント・ポール大聖堂、テムズ河・・・ この図柄(パターン)の名前は、1936年に初のモケットのデザイナーに任命された、および、モケット・パターンのブランド(商標)開発を推奨したクリスチャン・バーマン(Christian Barman, 1898-1980)に因んで、「Barman」と命名されています。 彼は、英国の第一世代工業デザイナーとして、建築・設備・信号・グラフィックデザイン・街路備品など、'Split of TfL'(ロンドン交通局の精神)を具体化する(デザイン・ポリシーを示す)ために重要な役割を果たし、後に、Great Western Railway、王室工業デザイナーとしても活躍した人物です。 ロンドン交通局の乗り物で使用されている各種モケットは、耐火性などの厳しい制作基準を守りながら、昔ながらの技術を用いて今もヨークシャーで織られている(少量のポリエステルを加えた)ウール(羊毛)素材。 |
by rie-suzuki67
| 2013-06-23 04:24
| :: Vehicle
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