ハンカチの木 |
ロンドン市内で、毎年5月、「ハンカチの木」(Handkerchief tree)を見れる場所は、知る限りでは以下しかありません: - バッキンガム宮殿の庭 - セント・ジェームズ宮殿の庭 - キュー・ガーデン - チェルシー・フィジック・ガーデン - リッチモンド・パークのペンブロック・ロッジ・ガーデン - リッチモンド・パークのイザベラ・プランテーション 無料で自由に入って見れる場所は、リッチモンド・パークの二つの場所だけ。 イザベラ・プランテーション内のスティル・ポンド(池)の横は、ツツジを見ながらピクニックをする人が多い開けたスペースとなっていますが・・・ そのすぐ横(南側)に、ハンカチの木があることに気づいている人がどれだけいるか?! (写真ではその美しさをお伝えできないのが残念ですが)白い大きな花びらが風に揺れる様は、木いっぱいの何枚もの白いハンカチが棚引いているかのように見えるんです。 私が写真を撮っていると、姿こそ見えないものの"Handkerchief tree..." "Handkerchief tree..."と言いながらこちらにやってくる声だけが聞こえてきました。 ここにこの木があることを知っている人が、連れの人に見せたいと誘導しているのでしょう。 で、現れた女性二人と子ども二人。 「わー!ティシュー・ツリーよ」「ティシュー・ツリー!」と感動して連呼する連れの女性。 案内して来た女性が、それでも更に「ハンカチーフ・ツリー」「ハンカチーフ・ツリー」と何度も言っているのに、彼女の連れの女性は無邪気にはしゃいで、感じたままに「ティシュー・ツリー」と言い続けている光景が面白かったです。 考えてみればそうですよね!この国の一般的な女性は、ハンカチなんて持っていないでしょう。それも白いハンカチだなんて、そんな上流階級の人はここに来ないでしょう。 「ハンカチの木」は、ジャイアント・パンダの発見者であるフランス人のダヴィッド牧師が、中国からヨーロッパに持ってきた木で、中国では「鳩の木」と呼ばれています。 ほんと、花びらが棚引く姿は、盛大なお見送りであり、美しいー! |
by rie-suzuki67
| 2013-05-29 03:56
| :: Plants & Parks
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