ヴァレンタイン・チョコの仕掛け人 |
早いもので、もうすぐ2月。お店には、St. Valentine's Day(「聖ヴァレンタインの日」)のためのディスプレー、商品が並んでいます。 英国やヨーロッパのヴァレンタイン・デイは、恋人・夫婦間で、男性から女性に、カード(必須)を添えて、花(大抵はバラ)やプレゼントを贈ります。そして、男性が女性を食事に誘ったりもします。 ゆえに、恋人がいないとか、結婚していない人は、ただただ通常通りの一日を過ごすだけなので、シングルであっても何の支障もない日です。 もちろん、もらうだけでなく女性からも恋人に、また、家族である愛しい人にカードを贈ったりします。 日本では、女性が男性にチョコレートを贈りますが、なぜ、チョコレートなのか?という理由として、「昔、チョコレート・メーカーが商業戦略としてヴァレンタイン・デイ用のチョコレートを販売して、それが習慣として定着して・・・」と聞いたことがあるでしょう。 「チョコレートを贈るのは日本だけだから、きっと、日本のチョコレート・メーカーなんだろう?!」と思っている人もいるでしょう。 英国では日本と同じようにチョコレート(↑)を贈る男性が多いんです。 なぜなら、日本で言われているそのチョコレート・メーカーこそが、1831年(創業は1824年)、バーミンガムの小さなファクトリーから始まった「カドバリー(Cadbury)」だからなのです。 ヴィクトリア時代の1868年、2代目社長リチャード・カドバリー(Richard Cadbury, 1835-1899)が、初めてチョコレート・ボックスを考案・導入します。 この時の箱には、リチャード・カドバリーが抱く(彼の)娘、その娘は子猫を抱っこしている、という絵が描かれていたそうです。 その後すぐ、彼は、現在、多く用いられているハート型のヴァレンタイン・デイ・キャンディー・ボックスをはじめとする幾つかのボックスを導入・発売したそうです。 このハート型のヴァレンタイン・デイ用ボックスが贈り物として多く使われるようになり、それはチョコレートという食べ物と共に、他の国(英国連邦国やアメリカなど)に広がっていき、習慣となりました。 スーパーマーケットで手軽に買えるカドブリーのチョコレートですが、本拠地バーミンガム郊外には、The Cadbury Worldがあります。そこへ行った時のことは「Cadbury チョコレート工場」を見てみてください。 |
by rie-suzuki67
| 2013-01-29 09:06
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