旬のロンドン便り From LONDON
by RIE SUZUKI, meet Britain
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東洋のバラ 「紫陽花」
日本人である私にとっての紫陽花とは、古風な花のイメージなのですが、ここまで色のバリエーションがあると(↓)、(別の花に見えて)可愛らしい
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(スローン・スクエアとヴィクトリア駅の間に位置する)イートン・スクエア近くの建物の窓棚(window ledge or window sill)に置かれた花箱(window box)。
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紫陽花、地球上で最も一般的に栽培・植えられているのが「西洋あじさい」("Hydrangea" ハイドレンジア) 。
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しかし、元々、紫陽花は、日本が原産国。日本固有の紫陽花といえば「額紫陽花(がくあじさい)」

万葉集に、わずか2首の「紫陽花」が登場します。従って、奈良時代以前から自生した花ですが、以後、江戸時代に松尾芭蕉が詠むまで、日本の古典文学にはほとんど登場しません。雅びな平安の人々には、いたって不人気。

むしろ「紫陽花」の美を見いだしたのは、日本人ではなくヨーロッパ人。西洋に「紫陽花」を紹介した代表的な人といえば、シーボルトがいますよね。
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江戸時代後期~明治時代初期、ヨーロッパに渡った「紫陽花」は、「東洋のバラ」ともてはやされ、熱狂的に迎えられたそうです。それが、オランダ、フランス、ドイツなどで品種改良されて、「ハイドレンジア」(西洋あじさい)として、逆輸入され、今日に至っています。

ヨーロッパ文化に新風を吹き込み、ジャポニズムを生み出した「浮世絵」同様、紫陽花もまた、西洋に発見された日本文花。
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日本では、(色をかえながら咲くため) 「移り気・浮気」な花として、特に武人に嫌われますが、ヨーロッパでは、秋頃まで数カ月に渡って咲くものもあり、そのモンスター性から、「辛抱」というイメージが加わりました。

「紫陽花」さん、ヨーロッパに渡って変身してきてよかったですね!今日のように、もてはやされる時代が来るとは、(先人の) 誰が想像したか・・・
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by rie-suzuki67 | 2012-06-14 23:58 | :: Plants & Parks
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