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旬の英国便り
by RIE SUZUKI, meet Britain
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セシル・ビートン (Sir Cecil Beaton)
セシル・ビートン(Sir Cecil Walter Hardy Beaton, 1904-1980)といえば、ファッション雑誌「ヴォーグ」や「ヴァニティ・フェア」で活躍し、グレタ・ガルボやマリア・カラス、オードリー・ヘップバーン、マリリン・モンローといったハリウッド・セレブの有名なポートレートで知られる英国人写真家ですが・・・
セシル・ビートン (Sir Cecil Beaton)_a0067582_5341345.jpg

そうしたことに興味のない人にとっては、英国王室御用達の写真家として、英国王室のイメージアップに大いに貢献した高名な写真家。

特に、若き日のエリザベス二世女王の素晴らしい写真をたくさん残しており、(写真に興味のない私でも)彼の写真に吸い込まれそうになります。

女王即位60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)で盛り上がる英国。
セシル・ビートン (Sir Cecil Beaton)_a0067582_5345849.jpg

ハロッズ百貨店のショー・ウィンドウには、彼が撮影した女王の戴冠式の日の写真が置かれています(私も何度も目にしたことのある有名な写真)。
セシル・ビートン (Sir Cecil Beaton)_a0067582_5352533.jpg

(ビートン以前のファッション写真とは一線をかくした)20世紀前半のファッション写真界に大きな足跡を残した革命児 ビートンは、アカデミー衣裳デザイン賞を二度も受賞し、映画「マイ・フェア・レディ」ではアカデミー美術賞及びアカデミー衣裳デザイン賞を受賞ている舞台衣装デザイナーでもあり、多彩な仕事をしています。

エリザベス二世女王のプリンセス時代(少女時代)、女王となった頃、母となった頃・・・、一目でこれはビートンによる写真とわかる本当に素敵な写真ですので、「セシル・ビートン」という名を頭の片隅に記憶していていただけると私も嬉しいです。
セシル・ビートン (Sir Cecil Beaton)_a0067582_5362990.jpg

因みに、私が、どうしても完成させることのできない、とあるガイド・ウォークのコースに、彼が1935-1974年にかけて暮らした家がルートにあります。サウスケンジントン駅のすぐ南側なのですが・・・

プライベート・ガーデンに沿った(半月の形を意味する)xxxx・クレセントという名の道のすぐ傍で、このクレセントの建物(テラスドハウス)は、保存建造物第二級に指定されている歴史ある部分を含みます。
セシル・ビートン (Sir Cecil Beaton)_a0067582_537875.jpg

シャクナゲの花が、プライベート・ガーデンで咲いていました。
セシル・ビートン (Sir Cecil Beaton)_a0067582_5374847.jpg


【参考】
セシル・ビートンは、ロンドン・ハムステッドの裕福な家に生まれる。幼い頃、母や姉妹の愛読する雑誌の写真に魅せられた。11歳の時、祖母が彼にコダックのカメラを買ってくれたのが、写真を撮り始めるきっかけである。名門パブリックスクールであるハーロー校を卒業後、ケンブリッジ大学のセントジョンズ・カレッジで学ぶ。その頃、裕福だった一家は没落するが、『ヴァニティ・フェア』や『ヴォーグ』などのファッション雑誌の写真家として活動する。

【参考作品】
http://www.allposters.co.jp/-st/Cecil-Beaton-Posters_c39323_.htm
http://1x1.fi/ja/6053
by rie-suzuki67 | 2012-05-23 05:38 | :: Famous People
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「英国と暮らす」 apd2.exblog.jp