赤い鍋 |
トナカイを見て(驚くほど)喜んでくれる日本人の方を横目に、「そうだな~、日本ではトナカイをみる機会はあまりないものな~」と思わされます。 今日は、地元のショッピングセンターへ買い物に出かけたのですが、トナカイが歩行者天国の道に登場するやいなや、子ども連れの人だかりとなり大人気。 私といえば、毎年のようにクリスマスシーズンになると(見に行こうと思わなくて)トナカイを見る機会に恵まれ(?)、今年トナカイを見るのは、これで三回目(三箇所)でありまして・・・。 その横では、Salvation Armyのブラスバンドの方々が、募金活動の演奏を行っていました。 さて、英国はもとより世界各地でお馴染みのSalvation Army。実は、日本でも、皆さん、気がついていないだけで、見たことがあるのですよ(東京では銀座あたりで)。 英国では、このように大抵、ブラスバンドとして目にするので楽しいイメージですが、日本では、一人でラッパを吹いている怪しげな軍隊服を着た人というイメージなので、ちょっと、どうにかした方がよいと思うのです。 年末の風物詩として有名な「社会鍋」「赤い鍋」と言ったらおわかりでしょうか? 決して、退役軍人の募金活動や物乞いではありませんで、キリスト教慈善団体です。 1852年に、ウィリアム・ブース(William Booth)さんという方が、貧しい人々やホームレスにイエス・キリストの福音を説教するためにロンドンの街を歩いたことに始まっています。 当時、ヴィクトリア時代といえば、ロンドンは貧民で覆われた時代ですから、盗みはもちろん犯罪だらけで宗教感が薄れていると感じたんですね。 結局、彼は、教会指導者との意見の不一致により、伝道師の道を選びます。この人は(キリストが行ったように、最も宗教活動の中では大変な伝道の旅)伝統的方法を好んだのです。伝道師として(福音伝道者の会を導いて)イングランドの至る所を旅します。 (鍋ではないのですが)赤いバケツの募金箱をぶら下げて活動を行っているSalvation Armyとは、日本語では「救世軍」。世界的には十二分に認知されている立派な団体なのであります。 このキリスト教慈善団体のもう一つの資金作りの活動は、引っ越しなんかで不要になった家具を引き取り、それを中古品として再販するのです。Salvation Army に電話で予約をすれば、自宅まで引き取りに来てくれます。 |
by rie-suzuki67
| 2011-11-27 10:19
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